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東京都大田区の小児科 仁の精神で地域に尽くします

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診療時間

 
9:00~12:00 休診
14:00~15:00 予防接種
乳児健診
予防接種
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予防接種
乳児健診
休診 予防接種
乳児健診
予防接種
乳児健診
15:00~18:30 休診

△水曜日17:00~18:30は専門外来となります
▲土曜日は17:00までとなります(予防接種と乳児健診専門外来)
※水曜日午前と14~15時は村上(仁)、村上(睦)
※月曜日9~18時は原医師

基本理念

 丁寧な問診と診察をもとに正しい診断を迅速に行います。

 患者様に正しく適切な治療を選択し提示致します。

 地域に貢献できる医療の第一歩として高次医療機関との連携を密にとっていきます。

 以上を日々真摯に行うことで「あそこで相談しよう」と思っていただける医療機関を目指します。


診療科目

  • 小児科
  • 腎臓病
診察風景 診察風景

診療時間

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
9〜12時 一般外来 一般外来 一般外来 休診 一般外来 一般外来
12〜14時 昼休み
14〜15時 予防接種
乳児健診
予防接種
乳児健診
予防接種
乳児健診
休診 予防接種
乳児健診
予防接種
乳児健診
15〜17時 一般外来 一般外来 一般外来 休診 一般外来 予防接種
乳児健診
17〜18時半 一般外来 一般外来 専門外来 休診 一般外来

とある日の
診察風景

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3か月の赤ちゃんと3歳半の男の子のお母さま(Sさん)が、子育てで気がかりなこと、不安に思っていることをご相談に来られました。

 Sさん ― 今ちょうど3か月の息子ですが、ミルクを飲む量が少なくて、120ml作っていますが全部飲みません。ミルク缶にある目安量より飲む量が足りてないのですが大丈夫でしょうか?

大事なのは体重が増えているかどうかです。母子手帳の成長曲線のグラフと比べて、お子さまの体重が成長曲線と並行になっていれば問題ありません。体重はお子さまを抱っこして計り、自分の体重を引いてください。燃費がいい子と悪い子がいますので、体重がしっかり増えていれば大丈夫ですよ。
もし、成長曲線と比べて体重の推移が横ばいになっているようでしたら、もう一度いらしてください。ミルクの量や回数を見直す必要があるかもしれません。

 Sさん ― 夜、寝つきが悪く、寝てもすぐ起きてしまいます。昼夜が逆転しているようで、昼間に寝ていることが多く、夜はなかなか寝てくれません。

日中起きている時間に体を動かして疲れさせるのが良いと思います。授乳した後にすぐ寝かしつけるのではなく、15~20分ほど足をバタバタしてあげるとよいでしょう。
あと大事なのは、真っ暗にして寝ることです。暗くすることでメラトニンという催眠効果を持つホルモンが分泌されて、眠りに就きやすくなります。
もう少ししたら、寝返りやハイハイもできるようになり、身体を使うことが多くなるので睡眠は深くなってくると思いますよ。

 Sさん ― ゲップが苦手で、なかなかでません。

胃袋は左の肋骨の下にあります。手のひらを左肋骨下から持ち上げるようにして、左の背中を手のひらを丸めて叩いてあげてください。抱っこするときは鎖骨が左肋骨下に入るようにされるとゲップを出しやすくなります。うつぶせにするとゲップが出やすくなりますが、必ず固めの床に寝かせてください。お布団やベッドなどの柔らかい場所にうつぶせをさせると、窒息してしまうかもしれないので注意してくださいね。

 Sさん ― 便秘ぎみで、お腹が張っているのですが、、、

粉ミルクを飲むと便秘になりやすい傾向があります。まずは、赤ちゃんのお腹をマッサージしましょう。仰向けに寝かせてから、お腹がへこむくらいしっかりと時計回りに揉んであげてください。
マッサージをしてもウンチがでないようでしたら、綿棒浣腸が有効です。綿棒にたっぷりのオリーブオイルやベビーオイルをつけてから、綿棒の頭が隠れるくらい挿入して、円を描くように動かします。排便の準備ができると、おしりの穴が火山の噴火口みたいになってくるので、すぐにオムツをあててください。

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 Sさん ― 顔にぶつぶつができて、皮膚科でワセリンを処方されて使っていますがよくなりません。

赤ちゃんの脂漏性湿疹は皮脂や汗が毛穴を塞いでしまってできるものです。ワセリンは皮膚の乾燥を防ぐ効果に優れていて、刺激がないお薬なので赤ちゃんにも安心して使用できます。ただし保温効果も高く汗ばみやすい時期のワセリンは、お肌が温まりやすいので注意が必要です。季節気温にあわせてローションなども考えてみてください。
あとは、顔や首回りなど汗や皮脂が多いところは、刺激の少ない石けんで丁寧に洗って皮膚を清潔してあげることが大切です。
それらを行ってもよくなる気配がみられなければいらしてください。
基本的に、乳児脂漏性湿疹は自然と治まっていくものなので、あまり心配しすぎないでください。

 Sさん ― 抱っこしたときやおむつを替えるときなど動かした時に、肩や腕、股の関節がポキポキ鳴るのですが大丈夫ですか?特に痛がっている様子はないのですが、、、

大丈夫です!
赤ちゃんが痛がるような大泣きしていなければ骨や関節には異常がないと思っていいでしょう。

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 Sさん ― 3歳半の息子についての悩みです。今は鼻水や咳出始めた段階で受診していますが、それでよいのでしょうか?薬を服用させ過ぎてないか心配です。

子どもは自分で痰をきったり、十分に鼻をかんだりできません。そのため、気道や鼻の粘膜が良くならない状態が続いてしまいます。かさぶたがとれて血が出て、またかさぶたになって剥がれるといったイメージです。完全に良い状態にもっていくことで、感染症にかかりにくくなります。そのため、早期に受診してしっかり治すことは、病気を治す最短の治療だと思います。
子どもに処方される薬剤は、長期に服用しても副作用があらわれることはほとんどありません。お薬の心配をなさらずに受診してください。

 Sさん ― これも3歳半の息子についてですが、食事の量が極端に少ないのがとても心配です。体重も現在13㎏で、なかなか増えません。

3歳過ぎて体重が増えないと、ちょっと心配ですね。しかし3歳児健診で問題ないと言われたのであれば、ほとんどの場合大丈夫です。体重は増える時には思いっきり増えますし、増えない時にはなかなか増えないものです。
子どもの成長は、2歳ぐらいまでは主に体重で評価しますが、その後は身長がしっかり伸びているかを見ます。お子様の背が伸びていれば心配いりません。
食育は悩みの種ですよね。少しずつ味に慣れさせたり、見栄えをよくしたりして沢山食べてもらえるように工夫してみてはいかがでしょう。

 Sさん ― ありがとうございました。帰ってから、早速、綿棒浣腸を試してみます。

子どもの感染症は、大人がかかると重症化しやすいので、お母様も気をつけて、休める時にはゆっくり休んでくださいね。

子供のイメージ